施工事例:川口市でシンボルツリー・エノキの剪定|川口市・草加市の植木屋【樹の屋】
2025.10.17更新
こんにちは、川口市・草加市・越谷市を中心に剪定や伐採を承っている植木屋「樹の屋」です。
今回は川口市で行ったエノキ(榎)の剪定事例をご紹介します。
高さ15メートルほどの大木で、長年手入れがされていなかったことから、外構工事を前に何とかしたいというご依頼をいただきました。
樹形を整えることはもちろん、健康な状態に導くことを意識して剪定しています。
剪定によるエノキの変化、作業のポイントなどをご紹介しています。エノキのような大きな木の剪定を依頼しようとお考えの方の参考になれば幸いです。
お客様からのご相談と今回の作業方針
川口市で、敷地内にあるシンボルツリーのエノキの剪定をご依頼いただきました。外構工事を控えていたため、敷地を整えたいとのご要望です。
現場の状況とご依頼のきっかけ
作業を行ったのは8月中旬。作業の対象となったシンボルツリーであるエノキは、およそ15メートルの大木。約10年間手入れがされておらず、枝葉が大きく茂っていました。根元には太い枯れ枝が3カ所と雑草が見られ、全体的に雑然とした印象でした。
お客様からは、「以前のようにぶつ切りにはしてほしくない」と、ご要望がありました。過去に他の業者様によって丸坊主に剪定された経験があり、今回は自然な枝ぶりを残して整えたいとのことでした。
そこで、枝の流れを大切にしながら、高さと幅のバランスを見て全体を整える剪定を意識しました。
施工の目的と対応内容
今回の施工では枝の広がりを抑えつつ樹形を整え、将来的に管理しやすい姿へ導くことを目的としました。
併せて、周辺環境への配慮と安全性の確保も徹底しています。
- 高さと幅の調整:樹高を4メートル程度に抑え、横への張り出しも片側5メートル程度を目安に切り戻し
- 枝の流れを優先:枝の流れに合わせ、剪定後の形が整いやすい樹形に調整
- ウッドデッキへの配慮と安全対策:ウッドデッキの上に広がる太枝は、枝を吊り下げて切断する吊るし切りを行い、落下で破損しないように対応
- 一貫した対応:最初から最後まで同一担当によるご要望を反映した作業を徹底
現場の状況とお客様のご希望を踏まえ、単に枝を減らすのではなく「自然に見えること」と「安全に仕上げること」の両立を目指しました。
エノキ剪定のビフォーアフター|高さと枝の広がりを抑える作業
今回の施工で、長く手入れがされずに茂っていたエノキがどのように変わったのかを、実際の現場写真をもとにご紹介します。
施工前:枝葉が大きく広がり建物を覆うような状態
長らく管理をしていなかったこともあり、景観だけでなく、安全面においても不安がある状態でした。
施工前のエノキは枝葉が大きく張り出し、建物の一部を覆うほどに茂っていました。
木の周囲にあるウッドデッキやフェンスにも枝先が触れそうなほどです。
また、木の根元を見ると、枯れ枝や雑草が広がり、足元が見えづらくなっていました。
このまま放置すると、病害虫の発生や、枝の重みで折れて落下するなど、木を痛めるだけでなく、周囲への影響も出てしまいます。
過去に丸坊主にされた影響で樹形が乱れ、枝の伸び方にも偏りが生じていました
これらの点を踏まえ、自然な枝ぶりを取り戻すことを目指して剪定を行っています。
施工後:自然な形を意識した剪定
剪定では、まず高さを抑え、広がっていた枝を整理しました。枝の重なりが減ったことで、木の内側まで日が差し込むようになり、全体が明るい印象です。
風通しもぐっと良くなり、湿気がこもりにくくなったことで、害虫の心配も減りました。
高さと枝ぶりを整えたことで、フェンスやウッドデッキ、建物との距離もしっかり取れています。
枝の流れを意識して剪定したため、これまで葉の陰に隠れていた幹や主枝が見えるようになり、自然で伸びやかなシルエットに。
また、木の周辺の枯れ枝や雑草を除去したことで、足元の見通しも良くなり、木の周辺を移動する際の安全性につながっています。
太い枝を切る際は、ロープで支えてゆっくり下ろす「吊るし切り」を行い、下のデッキを傷めないよう注意しました。安全を確保しながら、自然な樹形に仕上げられたと思います。
作業後、お客様からは「形が良くなって良かった」とうれしいお声をいただきました。
大木の剪定でプロが心がけていること
今回のエノキの剪定を通して、樹の屋の職人として改めて感じた「大きな木を安全に、そして美しく整えるための大切なポイント」をご紹介します。
安全を最優先にした作業
大きな木を扱うときは、何よりも安全が第一です。枝の下には建物や人がいることも多く、少しの油断が大きな事故につながりかねません。
大木の枝は想像以上に重さがあります。
今回の作業では、切った枝をそのまま落とすと、下にあるウッドデッキやフェンスを破損させる恐れがありました。
私は今回、太い枝を切る際にロープで支えてゆっくり下ろす「吊るし切り」を行いました。
こうした一手間で、自然な樹形の実現と安全性の確保を両立しています。
自然な形を活かす剪定
大木を「一気に短く」切り戻してしまうと、木が弱るだけでなく、次に伸びる枝が不自然な方向に出やすくなります。
特に、大胆に枝を切り落とす剪定は、以下のようなリスクがあります。
- 木が極端に弱る:葉は木のエネルギー源であり、失うと回復に時間がかかります。
- 徒長枝(細くて勢いだけある枝)が増える:失った葉を取り戻そうとして、細くて折れやすい枝を大量に発生させます。
- 切り口から腐りやすい:太い枝を平らに切ると、菌が入りやすくなり、枯れる危険性が高まります。
- 見た目と安全性に悪影響:不自然なコブや切り口が残って形が崩れ、付け根の弱い枝が増えることで落下リスクも高まります。
木は生き物です。枝の流れを意識して自然な樹形を残しておくことが、美しい景観と健やかな成長につながります。
川口市で剪定・造園なら樹の屋へ
庭木の剪定をどこに頼むか迷われている方へ。私たち樹の屋が大切にしていることと、日々の取り組みを紹介します。
植木屋として庭木の剪定から造園、防草や外構まで地域密着で幅広く対応してきました。
今回のような大木の剪定だけでなく、小さな植栽のお手入れや外構工事に伴う庭の整理など、お客様の要望に合わせた提案と作業を心がけています。
樹の屋の特徴
- ご相談から作業完了まで同じ担当が対応
- 経験を生かした安心の剪定・造園
- 安心の明朗会計
- 強引な営業は一切なし
同じ担当が、最初の打ち合わせから作業の完了まで責任を持って現場に立っています。
現場では常に周囲の状況に気を配り、安全を最優先した作業を徹底。
大きな枝を扱うときは、建物や構造物など周辺への配慮を欠かしません。
作業後は、清掃と片付けまで丁寧に行い、現場をきれいな状態に整えることが私たちのこだわりです。
このようなお悩みはございませんか?
- 庭木が伸びすぎて自分で剪定できない
- 以前の剪定で不自然な形になってしまった
- 高い木の管理に困っている
地域に根ざした植木屋として、一つひとつのご依頼に真心を込めて取り組んでおります。お客様の大切なお庭を預かる以上、どんな作業も心を込めて、確実に仕上げることを心がけています。
お客様一人ひとりのご要望を丁寧に伺い、現場の状況をしっかり見たうえで、最適な方法をご提案いたします。
まとめ|エノキの剪定で安全性を確保しつつ自然な樹形を実現
今回の大きく育ちすぎたエノキの剪定では、樹高や広がりを整えつつ自然な枝ぶりを残すことで、見た目と安全性の両方を確保しました。
丸坊主にしてしまうような強い切り方ではなく、枝の流れを意識して形を整えることで、長い目で見て管理をしやすい状態に近づけました。
庭木は放置すると一気に大きくなり、日常の安全性にも影響を与えることがあります。
早めのお手入れが、自然な樹形と管理のしやすさ、安全性につながります。
川口市・草加市・越谷市をはじめ、近隣エリアで造園や庭木の管理でお困りの際は、樹の屋にぜひお気軽にご相談ください。